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柳生十兵衛- 柳生十兵衛
小説などのなかで描かれる柳生十兵衛は、諸国を漫遊する隻眼の隠密剣士。 しかし、実際は父の命を受け柳生新陰流統率者として、全国諸流派の偵察や修業に励んでいました。. 柳生は奈良市の北東部、京都と隣接する山あいの里で、徳川将軍家の剣術師範を務めた柳生氏の故郷 としても知られます。柳生氏は大和国北端の隠里の小豪族でしたが、徳川将軍家の兵法指南役に抜擢されると、1万石余の大名にまで出世しました。 剣術をきっかけに大和柳生藩を立藩し明治まで存続 した稀有な一族だといえるでしょう。. 柳生家躍進の発端は 柳生宗厳 （やぎゅうむねよし）（石舟斎（せきしゅうさい））にあります。石舟斎は新陰流開祖に師事し、研鑽の末 「無刀取り」（素手で相手の刀を奪い制圧し勝ちを得る技）の技を完成させ、柳生新陰流を開きました 。石舟斎の子、宗矩（むねのり）が将軍家の兵法指南役の任に着くと、柳生新陰流は「 将軍家御流儀兵法 」として天下にその名をとどろかせました。.
隻眼になったのは幼少の頃、父・宗矩が腕を試そうと不意に投げた石礫（いしつぶて）をよけ損ねたからだと伝わりますが確かな記録はなく、隻眼（せきがん）かどうかも不明 柳生十兵衛. 柳生十兵衛は慶長12（）年、宗矩の長男として生まれました。幼少期から剣の修業に励み、若くして新陰流の極意に達したといわれます。13歳で3代将軍家光の小姓（側仕え）として仕えましたが 20歳のとき、家光を怒らせてしまい出仕を止められました 。怒りの原因は分かっていません。 後に江戸に戻り再出仕が許される32歳までの約12年間 、どこで何をしていたのでしょうか。. この間柳生十兵衛は隠密として諸国を旅したともいわれますが、 同時期に宗矩が諸国大名の監察を司る最高職である惣目付（そうめつけ）（のちの大目付）の職に就き、配下に多くの忍びの者がいたことから、そういう説が生まれた ようです。そのほか、祖父・石舟斎の門人を訪ねて諸国をめぐりながら武者修行や山賊征伐をしていたなど、さまざまな憶測が生まれました。.
まっぷるトラベルガイド編集部は、旅やおでかけが大好きな人間が集まっています。 皆様に旅やおでかけの楽しさ、その土地ならではの魅力をお伝えすることを目標に、スタッフ自らの体験や、旅のプロ・専門家への取材をもとにしたおすすめスポットや旅行プラン、旅行の予備知識など信頼できる情報を発信してまいります！. まっぷるトラベルガイド編集部 更新日：年3月14日. この記事をシェアしよう！ MAIL URL. 柳生十兵衛の空白の12年間に迫る！～柳生町生まれの剣豪～ 小説などのなかで描かれる柳生十兵衛は、諸国を漫遊する隻眼の隠密剣士。 しかし、実際は父の命を受け柳生新陰流統率者として、全国諸流派の偵察や修業に励んでいました。. この記事の目次 柳生十兵衛一族は徳川将軍家に剣で仕えて大名にまで出世した！ источник 柳生十兵衛は諸国を旅した隻眼の隠密剣士？ 柳生十兵兵衛 柳生十兵衛の最期 柳生十兵衛の波乱万丈な生涯は多くの人をひきつける 『奈良のトリセツ』好評発売中！.
柳生一族のなかでもひと際有名なのは 柳生十兵衛 （みつよし）です。柳生十兵衛というと、左目に眼帯を着け幕府の隠密として単独で諸国を旅した腕の立つ剣豪というイメージが浮かびます。 隻眼になったのは幼少の頃、父・宗矩が腕を試そうと不意に投げた石礫（いしつぶて）をよけ損ねたからだと伝わりますが確かな記録はなく、隻眼（せきがん）かどうかも不明 です。強いだけではなく、ハンディを負いながら剣豪になったという話は、講談師らが話を盛り上げるために創作したものともいわれています。. この間柳生十兵衛は隠密として諸国を旅したともいわれますが、 同時期に宗矩が諸国大名の監察を司る最高職である惣目付（そうめつけ）（のちの大目付）の職に就き、配下に多くの忍びの者がいたことから、そういう説が生まれた ようです。そのほか、祖父・石舟斎の門人を訪ねて諸国をめぐりながら武者修行や山賊征伐をしていたなど、さまざまな憶測が生まれました。 柳生十兵衛はみずからの兵法書『月之抄』のなかで、「柳生の庄にこもって柳生流剣法の研鑽に没頭していた」と書いています。確たる証拠はありませんが、おそらくこの時期、柳生十兵衛は宗矩の命で全国の諸流派の剣術の手筋を偵察し柳生新陰流のさらなる向上に努めたのではないでしょうか。.
芳徳寺（ほうとくじ）は柳生の里を一望できる山上にある柳生家の菩提寺 です。臨済宗（大徳寺派）の寺院で、芳徳禅寺と呼ばれています。 寛永15（）年、柳生宗矩が父・石舟斎の菩提を弔うために創建し、親交のあった沢庵和尚が開山しました。第一世住職は宗矩の四男・列堂（義仙）が務めました。本堂は奈良市内唯一の方丈建築で、その裏手には歴代の藩主の墓が並んでいます。 隣接する資料室には柳生藩の武具や文献、資料が数多く残され展示されています。. 芳徳寺 住所 奈良県奈良市柳生下町４４５ 交通 生柳十兵衛 料金 拝観料＝大人円、高校生円、小・中学生円／（障がい者手帳、療育手帳持参で割引あり） 詳細情報を見る. 柳生に開かれた正木坂剣禅道場には、多くの門人が集いました。南都と柳生を結ぶ柳生街道は剣豪たちが足繁く通う道となりました。 柳生十兵衛の生涯の虚実に思いを馳せ、この道を歩く人は今も途絶えることがありません。ひたすら剣術に打ち込み、何者にも縛られない柳生十兵衛の波乱万丈な生き様は今も昔も人々をひきつけています。.
柳生十兵衛 Part. シェア ツイート LINEで 送る MAIL URLを コピー. 筆者 まっぷるトラベルガイド編集部.
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